国土強靱化ワークショップ

内閣官房 国土強靭化推進室さまのワークショップでグラフィックファシリテーションを担当しました。国土強靭化とは「強さとしなやかさを備えた国土、経済社会システムを平時から構築する」ことを大切にしており、私は熊本震災を受けて発足した「み絵るヘルププロジェクト」のご縁から今回参画することになりました。


全4回開催されたワークショップ中、私は東京で開かれた第1回、2回、4回でグラフィックファシリテーションを行っています。


第1回 支え合えるこれからのコミュニティについて考える

第2回 情報をどう伝え、どう受けとめて命をまもるか?

第4回 命を守るため私達にできる 5つの行動を考えよう!

※第1回目の様子は「日本文化チャンネル桜」さまで放映いただきました。17分ごろからワークショップの様子が流れます。



インプットスピーチなど、目を覆いたくなるような現状もありましたが、だからといってそれを知らなかった、見なかったものにするのではなく、「じゃあ、これから私たち、何をしていく?」と問いかけ、自分から行動を始めることが大切なのだなと痛感したワークショップでした。けれど、だからといって「こうあるべき!」と主張するのではなく、緩くしなやかにつながっていくことも大切。

第4回が終わったのち、減災インフォさまに参加した後の感想を素直に書かせていただきました。

国土強靭化ワークショップに参加してみて

 東京と大阪にて計4回(2016年10月〜2017年2月)にわたり開催された、内閣官房 国土強靭化推進室主催の減災ワークショップ。減災インフォはワークショップの運営を支援しました。ワークショップでは、地域コミュニティのあり方、命を守るためにできることなどについて対話を通して考えていくために、対話を促進する手法として専門家に協力いただき「ファシリテーショングラフィック(ファシグラ)」を活用しました。今回、そのファシグラを担当された方からワークショップを通じて得た感想をいただきました。減災というテーマを絵や文字で表しながら、彼女たちは何を感じていたのか。ぜひご一読ください。「東日本大震災のときは、泣くことしかできなかった。熊本の震災では、自分らしく、熊本の人々に役立つことをしたい」そう思って、「み絵るヘルププロジェクト」に参画しました。そのご縁から今回の減災ワークショップに声をかけていただいて。「もっと減災について知りたい」と思っていたので、すぐに参加を希望しました。どこかで「自分はきっと助かる」「行政がなんとかしてくれる」と思っていた私。それは1回目のワークショップで崩れさり。情報提供者の方の話を泣きながら聞いて。大切だとわかっていても、受けとめきれなくて。さらに、対話で参加者の方からたくさんの現実を聞き、「はたして私はこれでいいのだろうか」「そもそもこんなに減災を知らない私がグラフィックを描いていていいのだろうか」という自分の心の声と格闘しながらペンを動かしていました。4回目、最後のワークショップ。正直、参加することをとても躊躇しました。テーマが「命を守る」だったこともあり、より受けとめられない気がして。けれど、行って本当によかった。私はどこかで、「シビアなことをグラフィックにするのは不謹慎なんじゃないか」と思っていて。グラフィックがあることでいろんな人の目にとまったり、その場を柔らかくしたりと、いいことがあるのはわかっていても、どうしても自分の湧きおこる気持ちと仲良くなれずにいました。けれど、「前に進むために私は描いたらいいじゃん」と最後のワークショップで思うことができ。一生付き合う「私」というものを不幸にしないために、その場で私らしくベストを尽くす。いろいろな気持ちが昇華され、私も前に進むことができました。備蓄をそろえ、家族で災害伝言ダイヤルの使い方を

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